一般の室内では、天井部分と床面では、10〜15℃の温度差ができます。冬の暖房時には温度差が20℃に達することもあります。暖かい空気は上へ昇り、冷たい空気は下へ降りるせいで、このような温度差ができます。
冷房しているときに足下が冷えすぎる、あるいは暖房時に、顔のあたりは暖かいのに足下はなかなか暖まらないといった現象がそれです。天井が高いほどこの温度差が大きくなります。
職場の天井が高いと開放感があって、快適な気分で仕事ができそうですが、冬場はなかなか暖房が効かないと苦情が出るかもしれませんね。また省エネの観点からだけでなく、照明器具の交換などメンテナンスのしやすさを考慮すると、職場の天井を高くしすぎるのは考えものかもしれません。